約1億5,000万円まで保証していたタイのペイオフ制度も、遂に変更が加えられる時がきました。
ペイオフ導入は2015年8月から
ペイオフ制度の変更後は、個人・法人を問わず一行一名義あたり100万バーツ(約320万円)までしか保証されなくなります。現行の制度では2012年に延長され5,000万バーツまでが保証されていました。日本のペイオフ制度では1,000万円までですから、従来は非常に手厚い保証があったわけです。
万が一、金融機関が破たんした場合、法的手続に則って処理しますので、預金の一部が返金される可能性はあります。
タイ政府貯蓄銀行(Government Saving Bank) 筆者撮影
しかし、押さえておくべき例外が存在します。それは、「国」の銀行です。タイ政府貯蓄銀行(Government Saving Bank)では、以前から預金額が全額保証されていました。今回も同様に全額保証されるのです。外国人利用者はほとんどいない同銀行ですが、今後存在価値が増してくるのは、間違いなさそうです。
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