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てぃーだブログ › (グロビジ!)グローバルに考えるビジネスブログ! | グローバルビジネスネットワーク › ASEAN時事 › タイ › 首都バンコク封鎖、首相退陣要求、期限は今週水曜
タイの首都バンコク封鎖、第1日目が終わりました。反政府デモ隊の主導者は首相退陣を要求し、満足できる結論が出ない場合はタイ経済の中枢をマヒさせると発表しています。

首都バンコク封鎖、首相退陣要求、期限は今週水曜
(お祭り気分でデモに参加する人 アソーク交差点 2014年1月13日 筆者撮影)

バンコク封鎖、初日の動静

BTSアソーク駅前、パトゥムワン交差点(MBK前)、戦勝記念塔(BTSビクトリーモニュメント駅)、ラチャプラソン交差点(セントラルワールド前)、ルムピニ公園、ラップラオ5差路を占拠しました。発砲事件もあり、わずかですが負傷者も出ています。

道路を封鎖しているものの、各選挙場所ではさしてやることも無いようで、演説の合間にはコンサートが行われたりしています。恐らく参加者はお祭り気分で参加していることでしょう。道路が占拠されたため、公共交通機関は長蛇の列で、なかなか乗車できないという事例も出ました。加えて、会場周辺の飲食店・商業施設は大きな人出で反政府デモ特需が発生しています。

水曜に証券所と空港管制部が閉鎖される?

首都バンコク封鎖、首相退陣要求、期限は今週水曜
(午後4時前後のアソーク交差点 2014年1月13日 筆者撮影)

反政府デモ隊主要リーダーの一人、ウタイ・ヨマニー氏は「インラック首相が与えられた期限(今週水曜)までに辞職しなければ、タイ証券取引所(SET)とアエロノーティカルRADIOを封鎖する」と発表した。特に後者は航空無線を管制する重要拠点で、多方面への影響は必至。経済の中枢、証券取引所と空港運営に支障が出るとすれば、タイ経済への影響は計り知れません。

同氏は、「タイの投資家が、現在の動向や反政府デモ隊を無視しており、証券市場は犠牲になるべきだ」との声明を出しています。未だタイ経済に強い影響力を持つタクシン元首相(インラック首相の実兄)にダメージを与えることが狙いでしょう。当たり前ですが、タイ株式を買っているのはタクシン首相だけではありません。外国人投資家どころか、近年は「節税対策として利用できる投資信託」を買っているタイ人労働者も急増しています。

経済のことを考えない指導者が、どうやって現状以上の国家を形成していくつもりなのでしょうか?いずれにせよ、次の分水嶺が退陣のデッドラインである水曜になったことは言うまでもありません。

バンコク封鎖、第2日を迎えて

首都バンコク封鎖、首相退陣要求、期限は今週水曜
(首都封鎖2日目のアソーク交差点 2014年1月14日 筆者撮影)

上記は1月14日午前7時過ぎのアソーク交差点の様子です。前日(首都バンコク封鎖が開始された)と比較しても、人影はまばら。私が持ったイメージとしては、「残党」という言葉がぴったりでした。

今日は小康状態が続き、明日期限を迎える退陣要求にインラック首相がどう応えるかが、ポイントになりそうです。

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