ラオスでの銀行口座開設について紹介します。

下の写真にもあるとおり、経済成長中のラオスでは、
金利：年3%～12.75%（ラオス通貨、KIP建て）。
通常の普通預金で3%、定期の3年ものなら、12.75%という高金利です。



左からKIP建て、米ドル建て、タイ・バーツ建ての順に並んでるのですが、KIPの金利が異常に高いです。行員にヒアリングしたところ、これはKIPの流通促進を図りたいという、政府の意向によるものによるようです。

この金利12.75%を、資産運用において元本を2倍にするときの計算式、「72の法則」に当てはめると、6年で元本が2倍になります。

「こんなに美味しい金利を放っておく手は無い！」と思い立ち、
実際に、口座開設可能かどうか確認をしてみました。

最初に行ったのは、ラオス最大の銀行はBCEL。ヴィエンチャン市内にある本店です。



私はこの時点で、旅行者（住所はラオス国外、ラオスで就業なし、ビザなし）の状態です。



結果は.......NGでした。（理由は後述します）

「この銀行は審査も厳しいため、他の銀行なら大丈夫かもしれない」という担当者の言葉を信じ、他の銀行でも挑戦してみました。（行ったのは、以下写真の2行）



BCELに次いで、主要な大手銀行はSTbank や IndoChina です。後者のIndoChina（上の写真、本社）は韓国資本の銀行で、ヒュンダイ現地法人のメインバンク。現地銀行関係者に聞いたところ、自動車のローンで大きな強みを持っており、安定した運営が行われているそうです。




マルハン（日本ではパチンコメーカー）が海外２行目となる銀行をラオスに開設しています。マルハン銀行（Maruhan Japan Bank）は既にカンボジアで2009年から創業しており、現在では同国3番目の規模となっています。この銀行には日本語の出来るスタッフがおり、彼女によると2014年にはミャンマーにも銀行を作る予定とのことでした。

結果、両者ともNGでした。。。

ただし、タイの労働許可証などで口座開設できたというblogもありますし、銀行や支店によって開設可否は流動的なようです。

各行にてヒアリングをしたところ、口座開設に必要なものは以下の3点です。
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パスポート
ビザ（6ヶ月以上）
ワークパーミット（労働許可証）
　※発行されるまでに申請から2ヶ月近く必要
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※にも書きましたが、ワークパーミットは発行までに時間がかかります。ラオス到着後すぐに口座開設をする場合は、「ワークパーミット申請書のコピーで口座開設可能か」確認が必要です。

＜まとめ＞
必要なもの：パスポート、ビザ（6ヶ月以上）、ワークパーミット
通用する言語：ラオス語◎、タイ語○、英語○、日本語△
　（今回訪れた3行とも、英語対応はしっかりしてました）

基本的に現地で就労しない場合、口座開設は難しいようですが、金利高もあるのでダメモトで挑戦してみる価値はあるのではないか？というのが実感です。



　
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ミャンマー情報、『Myanmar Business Today 日本語版』