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てぃーだブログ › (グロビジ!)グローバルに考えるビジネスブログ! | グローバルビジネスネットワーク › ASEAN経済 › ASEAN基本データ › ASEANの「一人当たり名目GDP」と、マイカーブームの到来
リーマンショック(2008年)以降の、ASEANの「一人当たり名目GDP」をまとめました。

「タイに着目する理由。」の項で、このブログでも紹介しましたが、

一人あたりの名目GDPが1000ドルを超えると、バイクによるモータリゼーションがはじまり、3000ドルを超えると、マイカーブームが来るといわれています。

この事を念頭に、以下の表をご覧ください。

ASEANの「一人当たり名目GDP」と、マイカーブームの到来
 出典:世界経済のネタ帳(単位:USドル)

マイカーブームは到来するのか?

2013年の推定値時点で、GDP値が1000ドル以下(バイクの普及が進んでない)なのは、ミャンマー1カ国のみ。

他の国ではバイクを所有しているかどうか、訪問したラオスで聞き取り調査を行いました。
「首都のほとんどの家庭で少なくともバイクは所有している。ただし、地方に行くとそうではないこともある。車はまだ裕福な家庭しか所有していない」
数名のラオス人に聞きましたが、ほぼ同様の回答でした。
実際に私が住むタイ・バンコク(2013年度:6571USD)では、やはり多くの家庭が車を所有しています。隣国のマレーシアも然り。

つまり、フィリピン・ベトナム・ラオス・カンボジア・ミャンマーなどの国々(GDP値:3000ドル以下)では、今後マイカーブームが始まり、車の需要が今後増えていくことが想定されます

BEFORE/AFTER

日本では、1965年からの「いざなぎ景気」の時期にあたり、その頃は"車 (car)、エアコン (cooler)、カラーテレビ (color TV) が3C(新・三種の神器)"と呼ばれ、消費が大きく伸びたわけです。その前年にあった、1964年の東京オリンピックのため、高速道路が整備されたのもマイカーブームを推進する一因となったことでしょう。

隣国、中国では2003年にマイカーブームを迎えました。その時の一人当たりGDPは"1,269ドル"。下のグラフにありますが、ご存知のとおり、北京オリンピックや上海万博を経て、急激な伸びを示しました

一人当たりの名目GDP(USドル)の推移 - 世界経済のネタ帳

ACTION PLAN

しかし、今のところASEAN諸国でオリンピックや万博の開催予定はありません。急激な経済成長は実現するのでしょうか?ターニングポイントは2015年になると言われています。RCEP(アールセップ)の締結です。

東アジア地域包括的経済連携(RCEP)とは?

これにより、いわゆるマーケティングでの4P(Product:製品、Price:価格、Place:流通、Promotion:プロモーション)全てで、ASEANの競争力は向上します。詳しくは上のリンクに書いておりますので、ご一読ください。

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