
カンボジア株でついに第2の銘柄となる、Grand Twins International(GTI)の上場が5月29日に決定。主幹事であるプノンペン証券CEOのStephen Hsu氏と、『プノンペンポスト』紙の対談内容を紹介します。

(出所:Phnom Penh Post)
縫製企業Grand Twins InternationalのIPOが成功に終われば、カンボジア証券取引所にとって重要な転換点となる
--IPOの結果と、投資家の雰囲気がいかがでしょうか?
外国人個人投資家が大半の購入を占めています。他国上場している同種の企業に対して、株価が割安であることが魅力なのでしょう。ブックビルディング(IPO前の第1ステージ)へ申し込まなかった投資家が、サブスクリプション(同第2ステージ)に応募しています。彼らはIPO価格が確定するのを待っていたのです。※IPO価格は2.41米ドル、目標株価の2.50米ドルを下回った
カンボジアの国内投資家は、プノンペン水道公社(PPWSA)の価格と比較しています。しかし、潜在的な価値や配当、総株式数を考慮に入れていません。これはGTI株に対する理解が浅く、サブスクリプションの終了まで見極めようとしている証左です。一方、国内の機関投資家は縫製業における賃上げ要求を懸念しています。しかしGTIの好業績を背景に、株式の購入を検討している状態です。
--GTIの株価は2012年のPPWSAと比べていかがですか?
GTIのブックビルディングはPPWSAの時と比べて、買いはさほど殺到していません。手続きは円滑に進み、結果は上々です。機関投資家からの注目が高く、上場は成功すると確信しています。
--海外からの関心が高いですが、経済にとって何を意味するのでしょうか?
特に海外新興市場の機関投資家は、常に潜在力の高い銘柄の上場を探しています。GTIはこうした事例の一つと言えるでしょう。カンボジア株に投資するのは、カンボジアに会社を作るのと同じようなものです。分かりやすく言うと、海外の機関投資家は上場企業に資金を注入するだけでなく、継続性のある成長を楽しみにしているのです。
--他にIPOの予定はあるのでしょうか?
GTIのIPOは証券業界の大きな転換点です。上場を予定する企業は、動向を注視しているのです。今回のGTIが成功すれば、2014年末までに上場する企業が出ると断言できます。12か月以内に3社が上場予定で、スムーズに行けば、2015年末までには少なくとも5社が上場しているでしょう。
--GTIの上場は縫製業界に影響を及ぼすでしょうか?
一口に言えば、縫製業界における大きな問題はないとみています。GTIに対する賃上げ騒動についてもそうですが、私の職務は現地の投資家に自信をもってGTI株を買ってもらえるよう働きかけることですね。
--カンボジア証券取引所への参加者増は、経済にどう影響するでしょうか?
全ての発展途上国で、株式市場は常に国家の経済を表す先行指標として用いられています。株式市場のパフォーマンスが良ければ、経済の好況を表すわけです。つまり、カンボジアの株式市場は国内経済全体の発展を表すという重要な役割を演じます。今後3~5年は市場にとって重要な時期で、一般市民の興味を引き付け、多くの企業が上場するような環境づくりが求められるでしょう。
(出所:Phnom Penh Post 筆者翻訳・要約)
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(出所:Phnom Penh Post)
縫製企業Grand Twins InternationalのIPOが成功に終われば、カンボジア証券取引所にとって重要な転換点となる
--IPOの結果と、投資家の雰囲気がいかがでしょうか?
外国人個人投資家が大半の購入を占めています。他国上場している同種の企業に対して、株価が割安であることが魅力なのでしょう。ブックビルディング(IPO前の第1ステージ)へ申し込まなかった投資家が、サブスクリプション(同第2ステージ)に応募しています。彼らはIPO価格が確定するのを待っていたのです。※IPO価格は2.41米ドル、目標株価の2.50米ドルを下回った
カンボジアの国内投資家は、プノンペン水道公社(PPWSA)の価格と比較しています。しかし、潜在的な価値や配当、総株式数を考慮に入れていません。これはGTI株に対する理解が浅く、サブスクリプションの終了まで見極めようとしている証左です。一方、国内の機関投資家は縫製業における賃上げ要求を懸念しています。しかしGTIの好業績を背景に、株式の購入を検討している状態です。
--GTIの株価は2012年のPPWSAと比べていかがですか?
GTIのブックビルディングはPPWSAの時と比べて、買いはさほど殺到していません。手続きは円滑に進み、結果は上々です。機関投資家からの注目が高く、上場は成功すると確信しています。
--海外からの関心が高いですが、経済にとって何を意味するのでしょうか?
特に海外新興市場の機関投資家は、常に潜在力の高い銘柄の上場を探しています。GTIはこうした事例の一つと言えるでしょう。カンボジア株に投資するのは、カンボジアに会社を作るのと同じようなものです。分かりやすく言うと、海外の機関投資家は上場企業に資金を注入するだけでなく、継続性のある成長を楽しみにしているのです。
--他にIPOの予定はあるのでしょうか?
GTIのIPOは証券業界の大きな転換点です。上場を予定する企業は、動向を注視しているのです。今回のGTIが成功すれば、2014年末までに上場する企業が出ると断言できます。12か月以内に3社が上場予定で、スムーズに行けば、2015年末までには少なくとも5社が上場しているでしょう。
--GTIの上場は縫製業界に影響を及ぼすでしょうか?
一口に言えば、縫製業界における大きな問題はないとみています。GTIに対する賃上げ騒動についてもそうですが、私の職務は現地の投資家に自信をもってGTI株を買ってもらえるよう働きかけることですね。
--カンボジア証券取引所への参加者増は、経済にどう影響するでしょうか?
全ての発展途上国で、株式市場は常に国家の経済を表す先行指標として用いられています。株式市場のパフォーマンスが良ければ、経済の好況を表すわけです。つまり、カンボジアの株式市場は国内経済全体の発展を表すという重要な役割を演じます。今後3~5年は市場にとって重要な時期で、一般市民の興味を引き付け、多くの企業が上場するような環境づくりが求められるでしょう。
(出所:Phnom Penh Post 筆者翻訳・要約)
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