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タイのデモ、死者が発生

2013年12月01日

Posted by よしお at 11:03│Comments(0)ASEAN時事タイ徒然
タイの反政府デモが、ついに死者を出しました。

日本人学校などもあるラムカムヘン地区で、21歳の大学生が銃弾を受け、死亡しました。負傷者は報道ソースにもよりますが、10数名にのぼるとのこと。誰が発砲したかなど、詳細は今のところ不明です。

タイのデモ、死者が発生
(出所:Bangkok Post)

タイ人によると、タクシン派(赤シャツ)が武器弾薬を用意しているとの情報もあります。しかし、昨日の事件では、タクシン派幹部が事態の拡大を懸念して、赤シャツ派に待機場所となったスタジアムから出ないように指示したとの噂も聞きました。

デモの終焉は?

個人の見解としては、12月5日が最初の分水嶺になると考えています。同日は、現プミポン大王の誕生日にあたる「父の日」。タイ人の国民性を考えると、この日もデモを続けることは難しいでしょう。また、国王も何かしらの声明を発表するのではないかと、推測されています。

逆に言えば、12月4日までは緊迫した状況が続く可能性もあります。数日間という短い期間のため、暴徒が暴れまわる可能性も考慮すべきかもしれません。12月5日を超えてデモが続く場合、長期化する可能性もはらんでいます。

金融相場への影響は?

タイのデモ、死者が発生
(出所:Bangkok Post)

土曜日に死者を出したため、マーケットへの影響は、まだありません。月曜の証券市場は急落すると思いますが、一時的なもので短期的な買い場になると見ています。不動産業界は、デモが長期化し、観光業に影響が出ない限り、大きな影響はないでしょう。デモが起きているバンコクは実需で動いてますし、パタヤに関しては、大規模なデモは起きていません。

最悪のシナリオは、デモの長期化・深刻化で政治や治安が混迷し、観光客だけでなく産業がタイから逃げていくケースです。今のところ、そうした事態は想定できませんが、注意は必要です。

<デモ発生の経緯などは、過去記事で紹介しています>

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